西伊豆LIFE

㊙地元民が教える!
西伊豆干物メーカーの特徴

西伊豆のお土産ナンバーワンといえば「干物」。
近年ではふるさと納税でも大変な人気を博しています。

西伊豆を含む伊豆地域で干物が有名になったのは、塩と風、光に関係があるそうで、海の幸に恵まれていること、湿度の低さ、降水量の少なさ、強い西風など、干物作りの環境に最適だったためと言われています。
一言に干物といっても、メーカーさんによって味やこだわりは違い、
「ここはアジの干物がうまい」
「ここのみりん干しが癖になる」

などなど、その魅力は様々。

地元の人間だからこそわかる、西伊豆の干物メーカーの特徴をお伝えしていきます。

個性が爆発!?西伊豆干物のススメ

西伊豆町のみならず、伊豆半島にはたくさんの干物製造会社が存在します。
どの製造会社も「看板商品」が存在していて、それがまた旨いんです。
ご飯のおかずや酒の肴にはもちろん、BBQシーズンには網で干物を焼くなんてのも、西伊豆スタイルでおもしろいと思います。

関西出身の私は焼き魚も良く食べていたのですが、伊豆での食卓にはとにかく干物。
個性と旨味が凝縮された西伊豆謹製干物。ぜひ、ご賞味ください。

【海産屋】がオススメ!

国道沿いにお土産屋&食事処を構え、店先で回転するサンマと名物店主”ニサクさん”がトレードマークの『海産屋』さん。

海産屋の干物は、カルシウムやマグネシウムを多く含む自家製の天然塩【堂ヶ島の塩】を使用することにより、素材の旨味が引き立つ柔らかな味の干物になっているのが特徴。

また、天日干しにも強いこだわりがあり、職人がその日の温度や気候を見極めながら、時間をかけて天日干しを行います。
それにより、干物の開いた面により分厚い膜ができ、通常の干物に比べ凝縮された旨味を持つ『海産屋の干物』が出来上がります。

またサンマの酒干しという伊豆では珍しい干物があるのも要チェック。

●海産屋
所在地 :静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須2132
電話番号 :0558-55-2020
定休日 :金曜日
営業時間 :11:00~15:00
HP http://kaisanya.com/
購入方法 こちら
または店頭にてお買い求めください。
【大島水産】がオススメ!

バランスの良い干物が定評の「大島水産」さん。
ふるさと納税でも有名な干物屋さんで、バラエティ豊かな干物が特徴。

中でも静岡産の緑茶をブレンドした、オリジナル液に漬け込んだ”緑茶干し”がオススメ。
全国のあらゆるお茶で100回以上テストを重ね、川根の茶葉を選定、緑茶が魚の生臭さを打ち消してくれるので、魚嫌いの方や子供でも安心。
他にも季節限定でゆずやさくらの干物もあり。

●大島水産
所在地 :(田子工場)静岡県賀茂郡西伊豆町田子 2418-24
(本社)東京都武蔵野市吉祥寺東町3-1-19
電話番号 :0558-53-5000
HP http://www.oosima-suisan.co.jp/
購入方法 こちら
釣った魚を美味しく持ち帰るためには?

スーパーで買うよりも、新鮮な魚をいただくことができるのが釣り人の特権。
釣った魚は”潮氷漬け”にするのが一番です!
クーラーボックスに【海水】と【凍らせたペットボトル】をたっぷりと入れ、魚を釣り上げたらすばやくクーラーボックスに入れましょう。
魚の身を均一に冷やしてくれ、身が痛むことなく鮮度を保ってくれます。

もし余裕があるようでしたら素早くワタを抜いてしまうとgood!
サバやソーダガツオは温度が高くなると毒が出てしまうので注意して下さい。

 
【入久水産】がオススメ!

創業明治41年から続く、もっとも老舗の「入久水産」さん。
西伊豆では冬になると強い西風が吹き、その西風が干物を乾燥させるのに適していたそう。
その昔ながらの製法になぞらえ、時間をかけしっかりと干物を乾燥させることで昔ながらの本物の干物の美味しさに仕上げるのが入久さんのこだわり。

また低温貯蔵し継ぎ足しながら使っている塩汁(しょしる)と呼ばれる漬け汁の円熟された旨みが決め手となり、コクが強く中毒性のある干物として地元でも熱烈なファンが多い。
西伊豆町内でもマックスバリュ、サンフレッシュでも手に入れることができる。

●入久水産
所在地 :静岡県賀茂郡西伊豆町田子611-1
電話番号 :0558-53-1501
定休日 :日曜日 土曜日は変則 年末年始・ゴールデンウィークお盆
営業時間 :8:00~17:00
HP 西伊豆町商工会 入久水産
購入方法 :入久水産加工場、もしくはお電話にて承ります
【藤文】がオススメ!

西伊豆の干物メーカーでも最大手の「藤文」さん。
昔ながらの西伊豆干物の良さと、より堅実な干物作りの為、大規模設備の設置など徹底したこだわりを持つ。

中でも藤文名物と呼ばれるのが「ハリコの干物」。
ハリコ(針子)とはサンマの子供の丸干しのことを良い、脂の乗ったサンマのイメージとは対局に、脂が少なく、噛めば噛むほどに旨味が溢れ出る、おつまみにもう最適な一品。

西伊豆の冬の風物詩「西風」が吹く時期に作るハリコの干物は必食です。
伊豆市アピタ大仁店でも購入可。

●藤文
所在地 :静岡県賀茂郡西伊豆町仁科1814-1
電話番号 :0558-52-1423
定休日 :日曜定休
営業時間 :8:00~17:00
HP http://fujibun.sub.jp/
購入方法 こちら